【曾我蕭白】開運!なんでも鑑定団【美術情報まとめ】

2021年5月11日にテレビ東京で放送された「開運!なんでも鑑定団」の【危うく捨てそうになった曾我蕭白の掛軸】についてまとめました。

番組内容に沿ってそれでけでなく+α(美術検定で得た知識など)をベースに、自分へのメモとして記事を書いていこうと思います。

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危うく捨てそうになった 曾我蕭白の掛軸

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

18世紀、京の画壇は百花繚乱。

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

写生の大家、円山応挙

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

奇想の絵師、伊藤若冲

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

文人画の与謝蕪村

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

気鋭の男たちが次々と新しい日本画を作り出していた。

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

なかでも異彩を放ったのが、曾我蕭白(1730~1781)である。

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

ひとたび目にすれば、その夜は夢に出てうなされてしまうほど、強烈無比のあくの強さ。

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

さりとて、伝統的な山水画もお手の物。
端麗至極な筆致に心安らぐ。

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

当時の文献にはこう記されている。

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

1730年、京の染物屋の次男として生まれたが、若くして家が没落し、生計を立てるべく絵師を志したと伝えられる。

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

独学で絵を学ぶうち、ほぼ廃絶状態にあった桃山時代の流派の曾我派に私淑曾我蕭白と名乗るようになった。

定住は好まず、風の向くまま、気の向くままに伊勢や播磨を放浪し、寺・庄屋・豪農の家で半年、一年と居候。
ひたすら酒を飲み続ける日々の中で、ふいに興が乗るとおもむろに筆をとり、あとは一気呵成。

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

それは酔っ払いの戯れとは到底思えない、鮮やかな出来栄えであった。

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

たとえばこの『唐獅子図』。

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

松阪は朝田寺の本堂内陣の壁面に描いたものだが、縦横2メートルあまりの大画面に阿吽の唐獅子を配しており、その躍動感と迫力が見る者を圧倒する。

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

日々酒におぼれながらも、蕭白の目は冷徹で、常に世の不条理を見つめていた。

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

柳下鬼女図』は戦乱から抜け出した女が飢えに苦しみ、ついに我が子を捨てる姿。

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

すなわち、”女が鬼になったその一瞬”を捉えた。

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

代表作は『群仙図屏風』。
不老不死の象徴ともいうべき、8人の仙人を描いたものだが、いずれも極端に誇張した奇怪な姿で、色彩も悪趣味と思えるほど毒々しく、ここには風情も情緒も全くない。

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

しかしグロテスクとダイナミズムの極みは空前絶後。ひとたび目にすれば、二度と忘れることはないであろう。

依頼品

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

改めて依頼品を見てみよう。曾我蕭白の掛軸である。

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

川の両岸で、人々が馬の体を洗う様子が墨一色で描かれている。

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

濃密な筆致と人物の滑稽な表情は、蕭白を思わせるが…

果たして鑑定やいかに?

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

注目の鑑定結果

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

本人評価額は500万円。

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

解説は「ギャラリーやすこうち」店主の安河内眞美氏。

江戸の末期くらいに描かれたものだろうと思います

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

蕭白らしさっていうんでしょうか。その人物の顔とか、そういうものはわりと一生懸命描いているんじゃないかなと思いますね。ただ物を写し取るという力というか、表現力はないなと…

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

人物の衣紋とか非常に平面的…。一番手前の馬、蹄(ひづめ)を見ますとね、なんか靴をはいているような…

画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

曾我蕭白というと、非常位奇抜な絵。それを基準に考えがちなんですけれども、やはり基本にはしっかりとした技があったんだと思いますね。それがなければ狂気の塊のような絵を描いても、芸術品にはならない

残念!

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