2026年4月14日にテレビ東京で放送された「開運!なんでも鑑定団」の【土佐光起の掛軸/伊藤小坡の双幅/円山応挙の掛軸】についてまとめました。
番組内容に沿って、それでけでなく+α(美術検定で得た知識など)をベースに、自分へのメモとして記事を書いていこうと思います。
*画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より
土佐光起の掛軸

依頼品は土佐光起の掛軸。


本物!60万円!

「土佐光起の鶴の図、本物と考えます」

「土佐派の絵というのは、基本的に極彩色で線はわりと均一…。これを見ますと太い線と細い線を使ったくちばしの描き方、足の墨の濃淡による立体感とか。狩野派的な絵で土佐派のにおいがしないんです」

「その時代、宮廷のいわゆるお抱え絵師的な、土佐派っというのはマイナーでしたから、武家社会に受け入れられるように狩野派を一生懸命勉強したんだろうと思います」

「(それが)かえって面白い作品です」
伊藤小坡の双幅

依頼品は伊藤小坡(いとうしょうは、1877~1968)の双幅。
依頼人が50万円で購入したという。

伊藤小坡は明治から昭和にかけて活躍した、伊勢市出身の女流画家で美人画を得意とした。


ピッタリ!100万円!

「本物に間違いございません」

「伊藤小坡は伊勢の出身。猿田彦神社の宮司の長女さんでいらっしゃる」

「大正の頃は当時の風俗の女性を描いて、昭和に入ってこういう歴史画、王朝風俗の女性を描くようになられた」

「落款の書体から見ても、おそらく50歳代初めくらい」

「美人画はちょっとでもシミがあると、評価が下がってしまう。それが全くない」

「春の桜は散らずに、秋の紅葉を散らしてる。風情の感覚がとっても良いですよね。文句のつけようがございません」
円山応挙の掛軸

依頼品は円山応挙の掛軸。
依頼人が10年ほど前、ネットオークションで一目惚れし4万円で落札したという。

孔子の弟子が取り囲んでいるのは…。
空の時は傾き、ほどよく水を入れると正しく水平を保ち、水を入れすぎるとひっくり返ってしまうという、「宥座の器(ゆうざのき)」である。


残念!1万円!

「偽物です。円山応挙はとっても線がやわらかいんです」

「この衣の線もギクシャクとして、どちらかというと狩野派的な硬さというのがある。全く応挙とは違う」

「これはもっと大きな絵だったと思います。そこをカットしたゆえにこの窮屈な画面が出来上がった」

「そしてそこに応挙の名前をあとから入れた」

「おそらく江戸時代の末期か、明治の最初頃に描かれた絵だと思います」
今回の記事は以上になります。
