今回は国立新美術館で3月16日まで開催中の「ブダペスト展」のレポートです。
まず最初に率直な感想を言いますと、
「見に行って本当に良かった」
と思いました。
わたくし実は、このブダペスト展はおもいっきりスルーするつもりでした。。。
正直ブダペストがどこかも分からないですし、ブダペスト出身の画家も知らないですし。。
(唯一知ってる僕のブダペストは、アベンジャーズの中でホークアイとナターシャが過去に任務で行った事がある、くらいなものです(笑))
エンド・ゲームの時に言っていましたね
ただなんとなくメインビジュアルの《紫のドレスの婦人》が綺麗だなと思ったので、試しにどんなものか行ってみた程度だったのですが、、かなり良い展覧会でした。
きっと私みたいに「ブダペスト?よく知らないし、いいや」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
是非、このブログをお読みいただき、すこ~しでも興味を持っていただけたのなら、足を運ばれることをお勧めします!
鑑賞日:2020年1月18日(土)
展覧会名:
日本・ハンガリー外交関係開設150周年記念
ブダペスト国立西洋美術館 & ハンガリー・ナショナル・ギャラリー所蔵
ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年
会場:国立新美術館
鑑賞時間:60分
料金:1,700円(当日一般)
写真撮影:NG
「ブダペスト展」を推す2つのポイント
冒頭にも申し上げましたが、本当に良い作品ばかりの素晴らしい展覧会でした。
美術展の感想をアップする際には、基本僕は〈5作品〉を取り上げてブログにまとめるようにしているのですが、とても5作では足りません。
(私が気になった作品は130点中、31点!笑)
ここでは、何がそんなに良かったのか先ず詳しくお話していきます。
ポイントは2つです!
色々な時代、様々な画家の作品を見る事ができる。
今回の「ブダペスト展」はハンガリーにある2つの美術館の所蔵作品が来日しています。
「ブダペスト国立西洋美術館」と「ハンガリー・ナショナル・ギャラリー」です。
この二つの美術館が所蔵する16世紀ルネサンスから20世紀初頭までの、ヨーロッパ美術約400年間の作品を見る事ができます。
二部構成になっており、Ⅰ(ルネサンスから18世紀まで)とⅡ(19世紀・20世紀初頭)となっています。
また国も様々で、ブダペストの絵画は勿論のこと、ドイツ絵画・イタリア絵画に始まり、オランダ・スペイン・ネーデルラントまで様々な国の作品を見る事ができます。
ここ最近の展覧会は、印象派にフィーチャーしたものだったり、世紀末美術を取り上げたものだったり割と範囲の狭いものが多かった気がします。
(もちろんそれはそれで、その時代をディープに堪能できるので素晴らしいのですが)
時代も国も様々で西洋美術全体の流れを見ることができるので、自分の趣味にフィットする作品が必ず一つ以上、見つけられる思います。
(僕は31作と多すぎるくらいでしたが(笑))
有名画家(ビッグネーム)がそんなにいない。
え?それがポイントなの?
と思われるでしょう。
でも皆さまどうでしょう。
目の前の作品をよく見る前に、画家の名前で「すごい!」と流されてしまう事ってありませんか?
「あぁルーベンスか、ってことは名画なんだろうな」とか、
「スペイン、といえばベラスケスがすごいんだよな」などなど。
かくゆう私はミーハーなので(笑)、思いっきりその傾向にあります。
でも本展は日本人が知らない画家の作品が多数あります。
なのでその分ネームバリューに左右されることなく、目の前の絵画にじっくり向き合う事ができます。
そこで良いなと思える作品は、本当に自分の趣味にあう作品という事になりますよね。
こういう機会って実は中々貴重ですし、新たな発見がありますね。
確かに本展も、クラーナハ(父)、エル・グレコ、モネ、ルノワール、コローなどのビッグネームの作品もあります。
しかし本展覧会では是非聞いたことない画家の作品に注目してみて下さい。
有名な画家の作品も勿論素晴らしいのですが、今回私が気になった作品はどれも今まで聞いた事のない画家の作品ばかりでした。
ではでパート1はこれくらいにしまして。
パート2で「ブダペスト展」で私が気になった作品をご紹介していきます。
よろしければ是非パート2もお付き合いください♪
【おススメの展覧会!】ブダペスト展・パート2〈気になった作品ベスト10!〉
コメント
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