今回は東京・上野の東京都美術館で3月26日(木)まで開催中の
「ハマスホイとデンマーク絵画」のレポートです。
なかなか注目度の高いこの展覧会。
これから行かれる方の予習用にも、既に行かれた方の振り返り用にもなるよう、まとめていけたらと思います。
鑑賞日:2020年2月2日(日)
展覧会名:ハマスホイとデンマーク絵画
鑑賞時間:40分
料金:1,600円(当日一般)
写真撮影:NG
グッズ購入額:計5,670円(詳細はブログ内に)
展覧会の感想
僕がヴィルヘルム・ハマスホイを知ったきっかけは、2018年に国立西洋美術館の常設展で《ピアノを弾く妻イーダのいる室内》を見たのがきっかけでした。
こちらはその時撮影したものです。国立西洋美術館の常設展は撮影がOKなので。
*今回の「ハマスホイとデンマーク絵画」展は撮影できません。
ちなみに日本の美術館が所蔵している唯一のハマスホイ作品です。
「北欧のフェルメール」と呼ばれているのを知って、かなり興味を持ちましたが(フェルメールが一番好きなので)、その当時は書籍等も特になく、情報を得る事ができませんでした。
そしてそれから約2年経った2020年、ついに東京でハマスホイ中心の展覧会が見られるという事で、かな~り楽しみにしていました。
実際見てみての感想はというと・・・
確かに、フェルメールっぽい作品はありました。
しかしそれはあくまで、ハマスホイという画家の一部分であり、彼の作品全体がいわゆる「フェルメール」っぽいものではなかったです。
フェルメール期待度数高めで行った僕は、ちょっと物足りなかったですね。
まぁ、ハマスホイさん側からすれば「勝手にフェルメール期待してくんなよ!」って感じかもしれませんが(笑)
でも決してよくなかったわけではありません。
彼の一部分はそれでも「北欧のフェルメール」なわけで、その独特の静謐さと画面の構成美を感じられる作品はすごく良かったです。
特に《背を向けた若い女性のいる室内》が一番良かったですね。
珍しく大判ポストカードを購入して、クリアスタンドにいれて飾っているくらいですから(*^^*)
ハマスホイ以外にもデンマーク画家の作品も沢山見られます。
個人的には、ピーダ・イルステズという画家が気になりました。
この人は、ハマスホイの妻イーダのお兄さん(つまり義理の兄)に当たる人です。
彼もハマスホイ同様、室内画を描いていますが、ハマスホイよりも画面が明るく、原色も取り入れてる点からも、彼の方が「北欧のフェルメール」という感じがしましたね。
正直、美術館を出たあとは「そうでもなかったなー」という印象だったのですが、後日なんだか気づいたら図録見ちゃったり、あのグッズも買えば良かったなーなんて思ったり。
やっぱりどこか見ていて気持ちの良い作品なんだな、と後々になって思いました。
全部が心に刺さった訳ではなかったですが、刺さる作品はかなりディープに刺さる。
そんな感じの展覧会でした。
今回の展覧会のレポートは3部構成です。
①展覧会の感想と購入したグッズの紹介
②ハマスホイの作品の感想と解説
③ハマスホイ以外の画家の作品の感想と解説
で記事を書いていこうと思います。
では続いて、購入したグッズをご紹介していきます。
購入したグッズの紹介
展覧会公式図録
今回の展覧会の公式図録です。
全215ページからなる本書は、割合的にはハマスホイと彼以外のデンマークの画家とで半々くらいなボリュームでした。
解説も分かりやすくて良かったです。
お値段は2,500円(税込み)でした。
書籍『ヴィルヘルム・ハマスホイ 沈黙の絵画』
今回の展覧会に合わせて出版されたハマスホイの書籍です。
約120ページ。
解説とハマスホイの絵画作品がオールカラーで掲載されています。
掲載されている総作品数が約50点、そのうち今回の展覧会で見られなかった作品が約35点載っています。
「あぁ、こんな作品もあるんだ~」と思いながら読み進めました。
解説はちょっと難しかった感がありますね。
ハマスホイ作品に登場する建物などの現在の写真も載っていたりするので、この本を片手にコペンハーゲンの街を巡ったら楽しいだろうなという気持ちにしてくれます。
ハマスホイについて詳しく知りたい方は『公式図録』、ハマスホイの他の作品も見てみたいという方はこちらの書籍が良いかもしれません。
お値段は2,200円(税込み)でした。
ポストカード
こちらは通常サイズのポストカードです。
ハマスホイの作品ではなく、彼の義理の兄にあたるピーダ・イルステズの《アンズダケの下拵えをする若い女性》という作品です。
あぁ、もうフェルメール感求めてるのが
出ちゃってますね(笑)
・・・大丈夫ですよ((+_+))
ちゃんとハマスホイのポストカードも購入してます。
それも、大判ポストカードで!
あ、こちらの通常サイズのポストカードは一枚153円でした。
大判ポストカード
こちらはハマスホイの《背を向けた若い女性のいる室内》のポストカードです。
今回のメインビジュアルにもなっているこの作品。
かなり好きな作品だったので、滅多に買わない大判ポストカードを購入。
クリアスタンドに入れて、部屋に飾っております。
こんな感じで(*^^*)
スタンドは無印の1000円くらいのやつです。
これは結構気に入っています(笑)
大判ポストカードは一枚205円でした。
クリアファイル
ここでもまた、《背を向けた若い女性のいる室内》です(笑)
この作品、僕かなり好きなんですね。
もう片方(左側)の作品は同じハマスホイの《室内》という作品です。
ちなみに内側はこんな感じです。
もったいなくて使えません(笑)
お値段は612円でした。
ピンズガチャ
ハマスホイ作品のモチーフのピンズ出てくるガチャガチャがありました。
お値段は確か300円?か500円?(忘れてしまいました・・・)
種類は10種類くらいあって、「これ欲しいな~」というのもあれば、
「これは絶対いらない(笑)」というのもあったり様々w
そんな私が引き当てたのは・・・
やりました!大好きな《背を向けた若い女性のいる室内》の「ロイヤルコペンハーゲン」のパンチボウルです。
思いが届きましたね(笑)
(それも一発で!)
ショッパー
そう呼んでよいものなのか分かりませんが、袋がお洒落でした(^^♪
シンプルに文字だけ!っていうこれが中々お洒落だなと思いました。
この袋もそうですが、今回の展覧会は「文字だけ」だったり「モチーフ一個だけ」のシンプルでお洒落なグッズが多かった気がします。
私は購入していませんが、ハンカチだったりキーホルダーだったりが特に良かったです。
ちょっとはまりそうな気配がある方は、予算は多めに見積もっといたほうが良いかもしれません。
作品の解説・感想はこちらから(リンク)
・・・と今回はここまでです。
次の記事から作品の感想・解説をまとめていこうと思います。
ハマスホイの作品のレポート(パート2)は⇒こちらから
ハマスホイ以外のデンマークの画家の作品(パート3)は⇒こちらからご覧になって下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました(*^-^*)
つづきもぜひぜひ♪