【美術展レポート】ダ・ヴィンチ没後500年「夢の実現」展

2020年

今回は代官山ヒルサイドフォーラムで1月26日㈰まで開催中の
ダ・ヴィンチ没後500年『夢の実現』展
についてのレポートを書いていきたいと思います。

あまり大々的に取り上げられておらず、よく知られていない印象がありますが、
個人的にすごく面白い展覧会でしたので、この記事を読んで頂いて是非足を運んでいただければと思います(^^♪

鑑賞日:2020年1月11日㈯
「ダ・ヴィンチ没後500年『夢の実現』展」
会場:代官山ヒルサイドフォーラム
鑑賞時間:1時間30分
料金:無料
作品の写真撮影:OK(一部NG)
(スタッフさんに確認し、SNSやブログ等に掲載する事も問題ないとのことです
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そもそもどんな展覧会?

レオナルド・ダ・ヴィンチの作品が見られるの?

この展覧会で展示されているのは、全てレオナルド・ダ・ヴィンチ複製画になります。
彼が残した全ての絵画作品、16点を一挙に見る事ができます

しかし、それだけではありません
ダ・ヴィンチは絵画作品を16点残しましたが、その多くが未完のものであったり欠損したりしており、完璧な状態で残っているのは実は4点しかありません。

今回の展覧会では東京造形大学のプロジェクトメンバーの方々が調査や研究を基に、それら未完の絵画作品に手を加え、完成させた状態で展示しています。

つまり、レオナルド・ダ・ヴィンチのすべての絵画作品を完成された状態で鑑賞することができる、まさに「夢の世界」がここに実現されているのです

また絵画作品のみならず、ダ・ヴィンチの構想で終わった巨大建築物や工学系発明品も模型や3DCGで復元されています。

そして嬉しい事に入場料はなんと”無料”です。
そして写真撮影もOK(一部NG)という、ダ・ヴィンチファンのみならず、美術ファンにはなんともありがたい展覧会なのです。

無料なのに、冊子が配布されちゃう!?

さらにこちらの展覧会、入場すると入口で冊子が頂けます。

「無料だしそんな大した冊子じゃないんでしょ?」と侮る事なかれです!

なんと35ページにも及ぶかなりのボリュームです!
作品解説から今回のプロジェクトの概要まで、濃い内容となっています。

もうこの時点で、逆に寄付したいレベル!

無料なのに、色々と体験もできちゃう!?

こちらの展覧会は会場が第一会場と第二会場に分かれています。

第一会場は主に絵画の複製画や発明品の模型の展示で、第二会場には紹介のビデオや体験コーナーがあります。
なかでも私がテンションあがったのはこちら☟☟

なんとあの有名な「最後の晩餐」のキリストや十二使徒の側からの光景をVRで体験できるというものです。
「どういうこと?」とお思いの方も、下の写真をご覧ください。

これはVRを見ている画面を映したものになります。
VRのゴーグルを装着すると、自分がテーブルの位置から見る光景が広がります。
そこには絵画から正確に計算された、(ヴァーチャル上で)実物サイズの食器やグラス、パンが見えてきます。

画面手前に手が映っていますが、こちらは体験者の手の動きと連動(グローブも何もしてないのに!)しており、テーブルの上の物を掴んだり、持ち上げたり、そこから投げたりと自由自在(好き放題)に操作ができます。

これも追加料金などなく無料で楽しめます
僕が見に行ったのは土曜日でしたが、待ち時間もありませんでした。

無料なのに、イベントもやっちゃう!?

さらにさらに、関連イベントも多数予定されています。
今後(1/14以降)実施されるイベントは、

1月17日~シンポジウム・トークショー
1月21日~コンサート
1月22日~トークイベント
1月24日~サカナクションの山口さんのトークショー
*予約不要、先着順

顔ぶれもなんとも豪華な顔ぶれになっていますので、詳細は公式HPをチェックしてみてください。
午後6時半からや7時から始まるイベントもありますので、お仕事帰りに立ち寄ることも出来そうです!

そして全て入場は「無料」となっております!

ブラボー!エクセレント!

《ラ・ジョコンダ(モナ・リザ)》

それではここからはいくつか作品を見ていきたいと思います。
先ずはダ・ヴィンチの代表作からです(というか西洋美術の代表作と言ってもいいでしょう)!


ら、ら、ラ・ジョコンダ?!

あの有名な《モナ・リザ》です。

この作品はダ・ヴィンチフランチェスコ・ダ・ジョコンドに依頼され、彼の夫人を描いたものと言われています。
ですので、「ラ・ジョコンダ」とも呼ばれています。

でも私がピンと来ないので、”モナ・リザ”で通します(笑)

本当に滅多に貸し出しをされない作品ですが、1974年に日本の東京国立博物館(トーハク)に貸し出され、来場者数151万人を動員しました。
これは単館企画展の入場者数世界一を記録し、今もその記録は破られてません


ここで今回の「夢の実現」展の《モナ・リザ》を見てみましょう。
我々に知っているモナリザと比べ、背景の色合いがかなり明るいです
現在の《モナ・リザ》は500年の時間が経ったせいで傷んでしまっており、今回復元されたものが本来の色だそうです。

私個人的には、今の状態(現在ルーヴルのあるモナ・リザ)の方がどこかミステリアスな感じ、そして影のある感じがあって好きだなと思いましたけど。(笑)

《聖ヒエロニムス》

こちらも有名な作品ではないでしょうか。
本物は現在はヴァチカン絵画館に収蔵されています。
そちらは全体的に茶色っぽい色で、ダ・ヴィンチ色を付けることなく放置されてしまいました。

それがどうでしょう。聖人の赤いローブの鮮やかさ、そして背景の空気遠近法の美しさ。
「完成していたら、こんな風だったのかぁ」なんて夢が膨らみます。

ちなみにこの作品、聖人の顔の部分が四角く切り取られ行方不明になっていたというエピソードがあります。
(その後発見されたので、本物も今は顔がちゃんとあります)
これもなかなか興味深いエピソードなので、いつかの機会に記事にしますね。

さいごに

いかがでしたでしょうか。
普段、東京・上野でやっているような展覧会とはまた違った楽しみ方のできる展覧会かと思います。
期間が1月26日㈰までなので、ご興味のある方は是非お早めに行ってみてください。
忙しくて難しいという方も、今後の全日程20:30まで開館(最終入場20:00)となっていますのでお仕事帰りに立ち寄ることもできます。

この「夢の実現」展では、東京造形大学の学生さん達が、教員の指導のもと復元作業に取り組んできたそうです。
私個人的には、若くしてこのような素晴らしいプロジェクトに携われる事が大変うらやましく、貴重な経験をされた事と思います。
大変素晴らしいものを見せていただき、ありがとうございました。

是非このブログを見ていただいた方にも、足を運んで頂ければ嬉しいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。

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