2025年5月27日にテレビ東京で放送された「開運!なんでも鑑定団」の【ルイ・イカール/東郷青児/鳥居清信】についてまとめました。
番組内容に沿って、それでけでなく+α(美術検定で得た知識など)をベースに、自分へのメモとして記事を書いていこうと思います。
*画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より
ルイ・イカールのエッチング
20世紀前半にフランスで活躍した画家、ルイ・イカールのエッチング作品。
依頼人は甘美な図柄がとても気に入っているという。

30万円!
「ルイ・イカールのエッチング作品、本物です」
「イカールはアールデコを代表する画家」
「タイトルが『誘惑』。可憐で美しい女性が髪の毛をアップして、肩から胸元にかけて開けたアールデコ調のドレス。装飾的な美しさっていうのが特徴ですね」
「右側にいるのは半獣神パーン(誘惑を象徴する神)」
「若く美しいパリジェンヌを誘惑している」
「イカールらしい可憐さと神秘性が織り交じっている個性的な作品」
東郷青児の油絵
東郷青児の油絵。
依頼人がリサイクルショップで3000円で購入したとのこと。
「残念なんですけど、偽物です…」
「パッと見は東郷らしく見えなくもないけれども、例えば髪の毛の描き方」
「輪郭をただウネウネウネっと描いているだけで、滑らかな質感というのは全然描けてない」
「それから表情の描写というのも、非常に適当な感じになっちゃってる」
「最後に、気に入られてた腕から指にかけて角度とかありえないですよね。もし本物でしたら300万円はします」
鳥居清信の美人画
お宝は江戸中期の浮世絵師、鳥居清信の美人画。
箱書きには「鳥居清信」の名があるが…
箱にしまうと、なぜか軸先から数センチ余ってしまうという。

ダウンするも本物か?
「ちょっと。ややこしいんですけど。鳥居清信の作品ではありません」
「吉原真龍という人の作品なんです。別人の本物です」
「江戸後期の美人画家。線が細くて口元も小さく、上品な美人画を描く」
「(真龍と)書いてあるのに、なぜそこを見なくて箱を見た…」
「だからその箱を別の作品の箱であって。だから合わない」
今回の記事はここまでになります。