(前ブログ「masayaのブログ美術館」からのリライト記事になります)
2019年11月9日にTOKYO MXで放送された「アート・ステージ~画家たちの美の饗宴~」の【ラウル・デュフィ アートとモードの幸福な結婚】の回をまとめました。
番組内容に沿って、それでけでなく+α(美術検定で得た知識など)をベースに、自分へのメモとして記事を書いていこうと思います。
前回のパート1はこちらからご覧いただけます。
ラウル・デュフィ展(既に終了しています)
画像出展元:ラウル・デュフィ展公式図録より
パナソニック汐留美術館では、2019年12月15日㈰まで「ラウル・デュフィ展 絵画とテキスタイル・デザイン」が開催されていました。
ラウル・デュフィは20世紀フランスを代表する画家です。
今回の展覧会はラウル・デュフィの絵画作品と一緒に、テキスタイル作品も数多く紹介されており、華やかで楽しい雰囲気の展覧会でした。
絵画作品は全16点展示されており、全て日本国内の美術館や個人が所蔵しているものになります。
テキスタイル・デザイン関連の作品は115点展示されています。
そしてそれらのデザインをベースに制作された実物の衣装や洋服が20点の、合計151点の作品が展示されていました。
@パナソニック汐留美術館総展示作品数:151点
(絵画作品16点、テキスタイル・デザイン関連115点、テキスタイル・デザインをベースにした衣装20点)
展覧会会期:2019年10月5日㈯~12月15日㈪
開館時間:午前10時から午後6時まで(最終入場は午後5時30分まで)
休館日:水曜日
入館料:一般は1000円
詳細は公式HP:ラウル・デュフィ展 | パナソニック汐留美術館 | Panasonic
ここからは注目の作品を何点か紹介していきます。
《ペガサス》
画像出展元:ラウル・デュフィ展公式図録より
こちらはテキスタイル作品です。
今回はこちらの作品の元になった版画も展示されているそうでなので、見比べて楽しむことができました。
《ヴァイオリン》
画像出展元:ラウル・デュフィ展公式図録より
テキスタイル・デザイン:1914-20年頃
テキスタイル制作:1989年
こちらは大判でダイナミックな柄のテキスタイル作品です。
シルクではなく毛織物で作られています。
音楽を愛したデュフィは、作品の中にヴァイオリンや楽譜のデザインを取り入れています。
それらと共にバラも散りばめられており、これらはデュフィ柄とも呼ばれています。
彼の抜群な色彩感覚が見事に見事に発揮されています。
《オルフェウスの行列》
画像出展元:ラウル・デュフィ展公式図録より
こちらはギリシャ神話の詩と音楽の神であるオルフェウスをモチーフにしたものです。
オルフェウスの音楽に酔いしれながら、人々が躍る様子がリズミカルに表現されています。
それにアクセントを与える衣装の豊かなドレープ感が見事です。
《グラン・ブルヴァールのカーニヴァル》
画像出展元:ラウル・デュフィ展公式図録より
こちらはデュフィが画学生の頃に描いた作品です。
この頃はまだ自分のスタイルを確立する前の時代でした。
印象派の作風から影響を受けているのがわかります。
《花束》
画像出展元:ラウル・デュフィ展公式図録より
こちらはデュフィの最晩年、1953年に亡くなる2年前の作品です。
私とデュフィとの出会い
いかがでしたでしょうか、ラウル・デュフィ。
日本ではあまり知られていないマイナーな画家かとは思いますが、日本人好みの綺麗な作品が多いと思います。
僕はラウル・デュフィを2019年の2月に行ったフィリップス・コレクション展で初めて見て一目惚れしたので、今回のデュフィ単独の展覧会は非常に楽しめました。
こちらはフィリップス・コレクション展で購入したデュフィの《画家のアトリエ》という作品のポストカードです。
最後までご覧頂きありがとうございました。
コメント
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