ミケランジェロの彫刻作品
「自分は画家ではなく、彫刻家である」と宣言していたミケランジェロ。
さいごにそんな彼の彫刻作品をご紹介したいと思います。
画像出展元:テレビ番組「アート・ステージ~画家たちの美の饗宴~」より
ミケランジェロの彫刻で最も有名なものはやはり『ダヴィデ像』でしょう。
フィレンツェのヴェッキオ宮殿前の広場のものが有名ですが、こちらはレプリカになります。
画像出展元:テレビ番組「アート・ステージ~画家たちの美の饗宴~」より
本物は同じフィレンツェのアカデミア美術館が所蔵しています。
『ダヴィデ像』は人体を最も優れたフォルムで再現した彫刻といわれています。
「肉体における筋肉のバランスをこれほど正確に描いたものはない」と言われるほどで、19世紀に活躍したロダンなど、のちの彫刻家の規範とされました。
画像出展元:テレビ番組「アート・ステージ~画家たちの美の饗宴~」より
一方こちらはミケランジェロの最晩年の彫刻作品で、未完のものです。
《ロンダニーニのピエタ》という作品で、スフォルツァ城博物館に収蔵されています。
この時ミケランジェロは視力を失っており、手探りで製作したと伝えられています。
”石から悲しみを彫り出した傑作”として、未完ながら最高傑作の呼び声の高い作品です。
いかがでしたでしょうか。
今回の記事はここまでになります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。