【開運!なんでも鑑定団】円山応挙/古高取焼【美術情報まとめ】

美術番組

2025年4月8日にテレビ東京で放送された「開運!なんでも鑑定団」の【円山応挙の掛軸/古高取焼の花入れ】についてまとめました。

番組内容に沿ってそれでけでなく+α(美術検定で得た知識など)をベースに、自分へのメモとして記事を書いていこうと思います。

*画像出展元:テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」より

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円山応挙の掛軸

円山応挙の掛軸。
依頼人が祖父の荷物を整理していた際に出てきたものとのこと。

残念ながら贋作で3万円でした。。。

「たいへんよく描かれていると思います」

描かれているのは画題は『菊慈童』と呼ばれるもの。

古代中国で王様にたいへん可愛がられていた侍童がいましたが、ある時王様の枕を跨いでしまったことで、罰として山奥に流されてしまいます。

その流された場所で、菊の葉に滴った露を飲むと不老不死になったという話。

円山応挙という人は、きれいな字を書くんですね。『安永丁酉(ひのととり)』、その下に『初冬』と書いてあるんですが」

「その『初』の字が、”ころもへん”でないといけないところが”しめすへん”になっている

「あるいはその右が『刀』でなくてはいけないところが、上が出てしまって『力』になってしまっている

「そういうことが応挙にはありえない」

古高取焼の花入れ

高取焼は400年以上続く地元福岡を代表する窯で、開窯当時のものは古高取と呼ばれ、茶器などに珍重された。

これはすごい!

「いいものですね」

「高取焼というのは400年ほど前に福岡県直方市にあります鷹取山の麓で窯が開かれまして、そこで始まった焼物です」

桃山江戸初期っていうのは、織部焼だとか伊賀焼だとかっていう”ちょっとゆがんで豪快なもの”がものすごく好まれた時代なんです」

「こちらの花入もきれいに横の筋を入れているのに」

「更にへらで削ったりへこませたり」

「”耳”という取っ手が付いています。それもちょっと向きが斜めになってついていたりしています」

「まさに江戸初期の流行そのまんまというふうに言っていいかと思います。素晴らしい作品だと思います」

今回の記事はここまでになります。

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