エル・グレコ(本名ドメニコス・テオトコプロス、1541-1614)は16世紀から17世紀に活躍したギリシア人画家です。
誇張された人体や奇抜な構図の宗教画を多く残しました。
生まれはギリシアの南方、地中海に浮かぶクレタ島。
画家としての出発点はイコン(聖像)画家でした。
20代半ばでヴェネツィアに渡り、10年ほど活動した後、30代半ばでスペインへ、そのまま同国で後半生を過ごしました。
渾名のエル・グレコとは、スペイン語の男性定冠詞Elと、イタリア語のGrecoの合成語で”ギリシア人”の意味。