
今井俊満(1928~2002)は、戦後の美術界の最前衛を走り続けた画家です。
1928年、京都の生まれ。
幼い時に大阪に引っ越した後、1941年13歳の時に上京。
旧制武蔵高等学校で絵を習い始め、梅原龍三郎や安井曾太郎に師事。
1952年、24歳の時にパリへ留学。
そこで美術評論家であり、アンフォルメル運動の推進者であるミシェル・タピエと出会い画家人生が一変する。
アンフォルメルは直訳で「非定型」を意味し、画面から形を無くし、厚塗りの絵具や流れる筆致を強調することで、”描く”という行為そのものを問うものであった。
1957年、日本帰国。アンフォルメルを日本に広める。
50代後半に入ると、『花鳥風月』シリーズを手掛ける。
〈代表作〉
- 《東方の光》(滋賀県立美術館蔵)
- 『花鳥風月』シリーズ
- 《ヴェネツィアに捧ぐ》(大阪中之島美術館蔵)
〈略歴〉
1928年 京都の生まれ
1941年 上京(13歳)
旧制武蔵高等学校で絵を習い始める
第15回新制作展で『真夜中の結婚』が入選
1952年 パリに渡る(24歳)
パリでミシェル・タピエと出会う
1957年 帰国(29歳)
1992年 白血病を患う
2002年 死去
〈開運!なんでも鑑定団〉

2025.4.15放送
『花鳥風月』シリーズ2点
550万円
※アンフォルメル時代の作品であれば3000万円

2025.9.2放送
パリ留学前に描かれた油絵
100万円